お客様とお仕立てストーリーVol.3【テンションが上がる洋服が着たい】

こんにちは!

 

今日は初めて県外のお客様のお洋服をお仕立てした話を執筆していきます。

 

この経験は今でも忘れられません。

 

前回のブログはこちらから!

 

出会いはインターネットの販売から。

そのお客様との出会いは、マルエス原田のネット販売サイトでポーチと生地を購入して頂いたことから始まりました。

 

チャットでお客様とやり取りをしていたら、『洋服の仕立てもやっていますか』とご質問されたので、

 

もちろん行っておりますと答えると、

 

今ある洋服と同じデザインで生地を変えて作ってほしいとのご依頼を受けました。

 

はじめは、県外だからどうやって打ち合わせや仮縫いを行うのか、不安ではありましたが、電話やメール、お客様に見本を行って頂き、お洋服をお仕立てすることができました。

 

完成品を郵送で送って感想を電話で聞くと、とても喜んでくれてまた次も作りたい!と嬉しいお言葉を頂きました。

北陸までお客様に会いに行く!

お客様の事情を聴くと、病院に入院されており、素材も特定のものしか着ることができない状態でした。

でも、少しでも明るくテンションが上がる洋服を着て過ごしたい。そんな想いから、当店にオーダーされたのです。

 

その話を聞いて居ても立っても居られなくなり、キャリーケースに生地を詰め込んで、お客様のもとへ向かいに行きました。

 

人生初めての北陸の地、また県外に出てまでオーダーを受けに行く経験はなかったので、移動時間やお客様と実際に合って話をする時間はとても貴重で、少し不思議な体験でした。

 

※人生初めてのサンダーバードに載った時はテンション上がりました。(笑)

 

実際に生地を見て触って、デザインを決めていく。

病室に入ると、初めましてなんだけど、電話で何回もやり取りしているので、何回もお会いしたことがあるような不思議な感じ。

住んでいる地域のことや、グルメのことなどを話して、いよいよ仕立ての話になりました。

 

キャリーに入れてきた生地を1枚ずつ出していき、実際に見て触って、肩にかけたり、デザイン画をつくったりと、普段のオーダーと同じやり方で決めていきました。

 

その時に言われたのは、やっぱり生地は見て触らないと良さが分からない。生地を持ってきてくれたのは嬉しい。

 

普段当たり前にやっていることが、当たり前ではないのだなと、痛感した言葉でもありました。

 

そんなこんなでデザインも生地も決め終わり、

 

名残惜しいですがお別れをして広島へ帰りました。

県外のお客様でもお仕立てすることはできると確信!

そこから約1カ月ほどお時間を頂き、職人が丁寧に製作していきました。

 

出来上がりは郵送して、気になることはないか、出来上がりはどうか、など電話でヒアリングをしていきました。

 

※実際に出来上がったシルクのブラウス

 

お客様から『最高にテンションが上がる服ができた』と嬉しい言葉を頂き、一旦このオーダーは区切りを迎えました。

 

この経験から、県外のお客様でも関係なしにオーダーを受けることができると確信。これだけ世の中が発達しているので、やろうと思えば何とかなります。

 

後は、私の気持ちだけ!

 

改めて、オーダーメイドの良さ、洋服が与える活力を感じました。

 

この度は本当にありがとうございました。また、近いうちに寄らせて頂きますね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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