仕立部

端の処理について(パイピング仕上げ)

投稿日:2021年2月21日 更新日:

こんにちは!

皆さんはお洋服の内側を見ることはありますか?
裏地が付いていると見えない部分ではあるのですが、ほつれてしまう生地を縫い合わせお仕立てするとなるとどうしても必要になってしまうのが縫い代の処理。
そんな端の処理にも種類があり、ジグザグミシンやロックミシンをかけたり、一度折り込んでから端にミシンをかける端ミシンなど、様々…。

今日はそんな端の処理の一つ、パイピング仕上げについて紹介させて頂けたらと思います。
パイピングとは布の端をテープ状の生地で包む処理の事。
今回紹介させて頂く「縫い代の処理」と「色や柄などを変えデザインとして使う」が主なのでは、と思います。

包みたい裏地をバイアス(45度方向)にカット、それを縫い代に縫い付け、端の部分を包みます。
当店では裏地が付かない、厚い生地などを極力薄く仕上げたい時などに使われることが多いでしょうか。
きちんとしてあると内側が見えた時も綺麗で良いですね~♪この見た目が個人的にとても好きです。

端の処理法方やその幅などは、裏地の有無や生地の厚さ、透ける透けないなど、生地の特徴などを見た上で判断しており(パイピング部分の太さについても細ければ良いというわけではなく、生地の厚さやほつれやすさにより変わります)、手間がかかっていればそれだけ良いものだと言うわけではないのですが、オーダーサロンならではのこだわりの一つでもあります。

店頭で販売している製品の中には当店で縫製したものもございますので是非その目で見て頂けたら嬉しいです!
ご来店お待ちしております~!

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